今回は二度の小豆島訪問を経て、約1年半後に移住を始めるに至った経緯と心情について書いていけたらと思っています。
とりあえず嫌だった上司
どこかの記事で軽く触れたと思いますが、そのとき勤めていた会社の同じ部署の上司(当時60歳)がひたすらにストレスでした。
気持ちのいい話ではないので簡単にご説明すると、【完全無視】です。
シフト制だったうえコロナ禍の少人数体制だったのでその上司と二人きりで作業しないといけない日もあるのですが、丸一日一緒の空間にいてひとことも口をきいてもらえなかったり。
たとえ他のスタッフがいてもわたしに聞きたいことがあるときはその別のスタッフを介して聞いてくるような始末。
今思えばわたしにも非があったのかもとは思うのですが、60歳の男性が33歳の小娘相手に無視はさすがに大人げないなあと思います。
そんな職場環境だったこととコロナのストレスもあり、日々の生活が楽しくなくて思い切って始めたことがあります。
腕試し!シェアキッチンでお菓子販売!
SNSを見る時間も増えていた時期だったので、その投稿を見つけられたのはラッキーだったと思います。
家からほど近い古アパートを改装したコワーキングスペースとシェアキッチンの内覧開始という内容でした。
2021年5月頃の話だったので、もう世の中はほとんど以前のとおりになっていました。
さっそく予約し、すぐに内覧に行ってみました。
立地と設備を確認し担当の方とお話させていただいたところ意気投合し、すぐに始めたい旨を伝えて翌月から週1回のレンタルを始めました。
元々、製菓学校を出ていたのでお菓子作りはある程度できました。
その後、何度か練習日を設けてからいよいよ初の販売日になりました。

一人で製造から販売までというのを限られた時間内でするということがなかなか掴めず、かなり少量でのスタートです。
でも幸いだったのが、このシェアキッチン始まって初の利用者だったこともあり、担当のかたの事前の宣伝とアパートの大家さんの近所の方への口コミでなんとか初日を乗り切ることができました。
その後も近所の方は毎週楽しみに来てくださったり、他の曜日の利用者も続々と増えて行き、日替わりシェアキッチンというスタイルが地域の方に浸透していくなどで楽しく営業できるようになっていきました。
このシェアキッチンは小豆島へ移住する2022年5月の少し前くらいまでは利用させていただき、移住後も帰省した際に客として訪れることもあるとても思い入れのある場所になっています。
【決断】仕事を辞めたい一心でした
そしてついに決定打となる出来事がおこりました。
前述したシェアキッチンでの販売の話を小豆島の友人に話したところ、
「今度自分は島でお店を始めようと思っているから、そこの喫茶スペースで飲食担当をやってみない?」
という内容でした。
なんと。
そのときは、とても面白そうだしそれだけの理由があれば仕事も辞められそうというような楽観的な感情しかなかったように思います。
なによりも仕事を辞めたいという気持ちが一番大きい時期でしたから。
比較的あとさきを深く考えない性格なので、その数日後には職場の上司に宣言していました。
「小豆島で友人とカフェをすることになったので、いついつ頃を目処に退職したいと思っています」
だいぶ歪んだ説明で退職希望を申し出ました。
それまで何度か職場のストレスで退職したいと伝えてもあの手この手で引き止められていましたが、さすがに今回の理由は引き止めることができないと判断されたようですんなりと承諾していただけました。
そこからの仕事は去り行く人間なので仕事量も減り、若干風当りはキツくなっていた気もしますがこちらはうきうきのワクワクな日々を過ごすことができました。
急転直下!お話が違うでござる!
と、ふざけた見出しにしてみました。
島に行く気満々で退職も承諾され、移住後はしばらく友人の家に世話になり、新しく始めるお店の手伝いをするからとりあえず仕事も決まったようなもの、として只々浮かれてその日を待っていました。
ところがその年の11月ごろに突如友人から
「来年に恋人が島に移り住むことになったから家には泊めてあげられないし、お店はその人とすることになるかもしれないから手伝いも難しいかも。急で申し訳ないんだけど、もし島に来る気持ちのままなら島にはシェアハウスとかも何軒かあるs…..(遠のく友人の声)」
と。
なんと。
なんとなんと。
そのときは本当に「なんと」としか思えなったように思います。
正直なところ〈仕事を辞める〉というミッションはクリアされていたので、このまま東京に残りただ転職をするという選択肢もあったような気もします。
しかし、この数か月のあいだ職場や友人、取引先の人などに「小豆島に行きます」と言い続けたせいで自己暗示状態になっていたわたしの思考は「どうにかして島での住居と仕事を見つけないと」になっていました。
人間の脳っておもしろいと思いますね。
そこからのわたしの行動も素早く、すぐに島での住居をネットで探していました。
遠のく記憶の中シェアハウスがあると言っていた気がしたのでとりあえず検索。
ちなみに赤の他人と暮らすシェアハウスというものはわたしの性質と真逆の位置にあるものだったので、本当になんとなく調べてみただけという気持ちでした。
しかしここでも予想外。
いくつか見ていた物件(シェアハウス)の中で、内装がすごく綺麗で、部屋数も少なく家賃も4万円台、近くにカフェもあるという素敵な物件が目に留まりました。
このあといろいろ調べてわかったことですが、島のワンルームアパートはほぼ満室で家賃も東京とそんなに変わらず、安い物件はボロボロで要修繕だったり、家具などが残ったままの空き家ばかりで都会の温室育ちが一朝一夕で手に負えるものではなさそうなものばかりでした。
というようなものなので、消去法でいってもこの物件を逃したら次に良さそうなのを見つけるのは困難だと判断しすぐにWeb内覧の予約のメールをしました。
オーナーさんから返信はすぐに来たので、数日後に無事内覧をすることができました。
というかそのときにほぼ決まりということになり、入居希望日とわたしの希望で移住前に一度お試しで宿泊させてもらう日取りを決めました。(そのとき次第で本決まりということで)
しかもその数日後にオーナーさんから連絡が来て、知り合いの企業が働ける人を探してるからもし興味あればお試しで泊まる日に話聞きに行ってみたらどうかということでした。
実際、そのときにお話を聞きに行った企業に移住後は勤めることになりました。
そのあとも件の友人は心配はしてくれていたようで、タイミングよく島を離れる友達がいて車の貰い手を探してるよと言ってくれたので、ありがたく車もゲットしました。
なんだかとんとん拍子に家、仕事、車が手に入っていったのでこれはもう行けということなんだなと深く納得して東京を飛び立つ気持ちがどんどん固まっていきました。
ということで、だいぶ長々と書いてしまいましたがこれがわたしの小豆島への移住の経緯でした。
振り返ってみてもなんと無計画なことと呆れてしまいますが、現在も楽しく生活できているのでタイミングがよかったんだなと思います。
人生は一度きりなので悩むより行動したほうがいいとより思える出来事でした。
また次回以降は小豆島の魅力についてのほうを書いていきたいと思います。
では、今回はこのあたりで。